ジェーン・グドール博士によれば、コロナは…

Euronewsと呼ばれるヨーロッパのニュースを主体とした報道をするTV局がフランスにあります。私たちも、ここマレーシアで時々、このEuronewsを観ます。ある時、ジェーン・グドール博士が語ったコロナ感染についてのインタビューは興味深いものがありました。


グドール博士は、86歳。人類学者、動物行動学者、霊長類学者、国連大使でもあります。世界中で今でも、講演活動をされていて、私も4年前にクアラルンプールで彼女の講演を拝聴して感銘を受けたことがありました。


彼女は主に長年、アフリカに住み、チンパンジーなどの霊長類の行動研究をして来た学者です。その知識は、チンパンジーの行動学については第一人者であり、著名な学者として世界中に知れ渡っています。


グドール博士によれば、コロナの問題は、私たち人間が自分たちによってCovid-19をもたらしたと言っています。それは、人間が自然や動物を尊重することなしに、破壊活動や残虐行動(売買のために殺したり、利益のために動物の住む自然破壊をしたり)を繰り返し行って来た結果だと述べています。

住処を追われた野生動物たちは、人間界の近くに住むようになり、人間はそれらの動物を狩ったり、食べたり、不正売買したり、珍しい野生動物を捕獲して世界中に売りさばいたり… その上、それでは足りずに、これらの野生動物を劣悪な環境で囲い込み、そのような環境下に置かれた野生動物から病原体が広がり、人間にも感染をもたらすことが多く見られるようになりました。グドール博士は、Covid-19(コロナウィルス)も、そのように動物から人間へと広がっていったのでは、考えているようです。





私も同感です。

私たち人間が自然破壊をしながら、自然界の動植物を殺していくうちに、エコシステムのバランスが崩れ、自然災害(台風、洪水、山崩れなど)の遠因を作り出しているのです。自然もエネルギーです。生きています。そのエネルギーを粗末に扱えば、やがては同じことが自分たちの身の上に降り掛かってくると考えます。

2020年は、コロナ問題ばかりではなく、世界中で広がる大きな山林火災や、水害などの被害が大きかった年です。

終わりの見えないコロナ禍。収束をいつの日か迎えるかとは思いますが… ワクチンがあったとしても、他のウィルス性の病気と同じく、100%効くというわけではありません。反対に、早いサイクルで変異を繰り返すウィルスみたいですから、今流行っているコロナのウィルスに対して、はたしてワクチンが大きな効き目があるのかどうかも疑問です。

私たちができることは、人間同士、自然、動植物に対して思いやりの気持ちを持ちながら、予防策を守り、三密を避けて、免疫体を強化することしか今はないようです。

人間同士の思いやりの基本は、まずは自分自身を大切にすることに尽きるかと思います。決して甘やかすということではなく、時には自分のわがままに厳しくあり、規律を持ちながらまずは自分に優しくあるということ。そして、自分を許して、自分を大切にするところから開始です!

Rose's Wellness Qigong

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