気と空、ELM瞑想の創始者Bobに言わせると…
日本滞在の最後にELM瞑想の創始者、Bob Fickes氏の通訳を務めました。私も、ELMの瞑想をしているひとりです。誰でも、熟練した高僧のように瞑想中に空(くう)の心境に入れるのがELM瞑想なのです。
ここではBobと呼ばせていただきますが、BobはMaharishi Mahesh Yogi(マハリシは多くのセレブリティたちや有名人の瞑想の師でもありました)の愛弟子のひとりでした。TM瞑想の創始者のマハリシは、あのビートルズの瞑想の師でもありました。
(Bobは、確か今年の6月で71歳ぐらいになるかと思います。でも、本当にその年には見えません。瞑想者も氣功訓練者たちも、どちらも若く見えるし、実際に若いです)
そのBobの通訳をある瞑想会の席で同時通訳したのですが、その時に興味深い話を彼がしました。
それは、空(くう)と気(エネルギー)の話です。
Bobは私が気功師でもあることを知っていてなのですが、空はハート(精神面)を司り、気は身体面を司る=エネルギーの循環と、説明をした上で、どちらも切っても切り離せることが出来ない大切なものであると述べていました。
気功では、こう言います。
氣功の氣は、「气」と、「米」に別れます。「气」は【空気】を表し、「米」は【食糧】を表します。つまり、エネルギーとは、空気と食糧から成り立つというわけです。
空気を吸うために、呼吸法があって、良い食べ物を食べることによって、エネルギーの燃料が生まれる。ちなみに空気は60%、食糧は40%の割合でパーフェクトにバランスが取れるようです。
そして、功は、【働き】と【力】を表します。
エネルギー、気とは、Life Force生命力そのものでしょう。
死んだものの中には、何もエネルギーがありませんから。呼吸をしているものには、エネルギーが宿っているというわけです。
エネルギーだけでは人間は行きていけません。ハートが伴わないと、愛がありません。愛がなければ、無機質なロボットです。つまり、愛の伴ったハート(精神面)と、気(ライフフォース)は切っても切れない仲ということですね。
Bobの唱えるELM瞑想は愛とハートを大切にする瞑想法です。だからこそ、空(くう)に到達することができるのでしょう。私も、日本滞在の最後には、深い深い瞑想を楽しみました。
面白いことに、ウェルネス・メディカル気功でも、上級者になると、動功よりも瞑想を長くしなさいと言われます。つまり、氣功の動き(動功)よりも、意念の力を強くする瞑想をもっとすることが求められます。
氣功と瞑想、お互いに高め合うようです。
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