日本への遠隔療法で、効きすぎた例。
Nさんが、一時帰国のため日本へ行った夏のこと。
彼女からLineでSOSが来ました。夏バテなのか、はたまた月経前のPMSなのか、調子が悪くてイライラ。漢方医にも気が滞っていると言われて心配して連絡をくれました。
連絡を取り合って、遠隔ヒーリングでは、主に彼女の下丹田、中丹田、上丹田の3ヶ所と後ろの対になったツボ、そして百会からエネルギーを入れてパワーアップさせてみたら…
その後、3時間の間、自動的に身体が動き続け、ストレッチを続けたそうです。
それも自分ではしないような動きばかりをしていて、動いているNさん当人が非常に驚いたそうです。
延々と3時間もそれも真夜中にストレッチが自動的に行われてしまったという…
あまり好ましくない例です。
きちんと、クロージングをしなかったのではないかと先輩には言われましたが、確かにクロージングはしたのです。
きっと十分ではなかったのかもしれません。
これが遠隔のひとつ悪いところです。
相手が見えないので、もっと気を使う必要があるかと思います。
ただ、3時間も自動的にストレッチしてしまったNさんは、翌日には元気でエネルギーが漲っていたそうです。
体調も軽やかで、元気になっていたそうです。
なぜそういうことが起きたのか。
それは、彼女の体内で小周天が出来ていたのです。
気功ではこの小周天(英語ではInner Orbit)が大切で氣が体内できちんと巡っている状態です。
詳しい説明は省きますが、第1チャクラでもある会陰部分から始まり、背中の仙骨から背骨を上昇して、頭のてっぺんの百会(クラウンチャクラでもある)を通り、身体の前(上丹田、中丹田、下丹田)を巡って、会陰に戻る。
これの繰り返しが起こると、氣が全体に巡り渡り、元気になれるというわけです。
身体を動かすのはなぜ?
それは身体の不調部分の調整が行われるからです。
よく気功の施術中に身体が動く人がいます。
自分で意図していません。
これは、自分の身体が元の位置(自然な場所)に戻って、氣が通る身体に戻っているわけです。
もちろん、動かない人もいますが、それはそれで大丈夫です。
敏感な人や、集中している方は、身体が動いたり、手足でいろんな動作をする方がいますが、これもOKです。
身体が気持ち良いということをしているだけなんです。
氣が巡っている証拠です。
Nさんの場合は、完全に身体が元の位置に戻るのに3時間かかったということです。
ただし、きちんと収功が出来ていれば、3時間も身体をストレッチする必要はなかったのでした。
念には念を入れて、氣を下丹田に収めるということをそれ以来、意識して施術しています。
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