遠隔療法:チック症の双子兄弟が良くなった例。
在シンガポールの日本人女性から、紹介で、「気功で息子のチック症を助けて欲しい」と連絡がありました。チック症は、近年では脳内神経物質のドーパミン過多で引き起こされると、されています。
いろいろな種類のチック症がありますが、相談を受けたのが、音声チックの症状を持つ小学生の男の子でした。
双子の兄弟の弟くんです。
この記事を書くにあたって、お母さんのYさんからは、名前も写真も出して良いと言われましたが、目隠しをして掲載させていただきます。
チック症に悩む子供さんたちやご両親の助けに少しでもなりたいので、実名でもOKとのことでした。
こちらが音声チックのひどかったE君です。
実は、脳内神経物質が作用しているので、もしかしたらチック症は気功では治らないのでは?と危惧していました。
精神病疾患は、メディカル気功では治りません。
精神疾患のある患者さんたちは、ドーパミンやノルアドレナリンなど、神経物質が関係していることが多いので、それと同じに、ドーパミンが関係しているのなら、どうなんだろう?と心配でした。
ただし、チック症は精神疾患ではないので、大丈夫なのかもしれません。
そのことを説明して納得された上で、施術を始めました。
最初の施術では、共通の友人から、「ちょっと症状がよくなったみたいよ」と聞きました。
遠隔で、E君が寝ている間に施術しました。
私が彼の顔の辺りを施術していると、面白いことに彼も自分の顔の前で手をパタパタと2.3回払う動作をしたらしいです。
それも2回とも施術中に同じ動作をしたそうです。
2回めは、気を落ち着かせて、元気よりも、もっと気分を抑えるような気功をしたところ…
珍しくE君は眠いと言って、活動的ではなく、外で遊ぼうともせず、ボーっとしていたそうで、これではまずいと思い、次回は気分を上げるように施術をすることにしました。
それと同時に双子の兄のK君にも、軽いチック症が出て、2人で音声チックで大変な時があったようです。
お母さんのYさんの希望で、K君にも寝ている間に気功を施術しました。
どちらも、やはり顔や頭の辺りを手を動かして払うような動作を繰り返したようです。
私と同じ動作をしているのが、なんとも不思議です。
そして、一時的にどちらの症状も悪くなったのですが…
気分を上げるように施術をしたら、どちらもHAPPYモード全開で何しても楽しそうにしていて、Yさんの気持ちも幸せになったそうです。
7歳の双子の男の子たちは、元気に、はしゃぎ過ぎて調子に乗ってしまうこともあったそうですが、愚図ることもなく、気(エネルギー)が完全になくなるまで、楽しく過ごしたそうです。
ただし、その時でも、家庭内では、チック症は改善していませんでした。
翌日の学校では、チックの症状はあまり出ていないとの先生からの報告があったそうです。
気が充満している2人は、いつも元気でハッピーに過ごしていた様子が、お母さんのYさんから伝えられていました。
そしてこの気が切れる頃になると、だんだんとE君の音声チックが無くなり始めて、今度は顔をしかめる表情的なチックに変化して行きました。
そして、兄のK君の方は、だんだんと寝しなの咳払いも良くなりつつありましたが、まだしつこく出たそうです。
数回、K君に気功を施していて、彼のチック症状はすぐに治るという印象があり、それをYさんにお伝えしました。
2度めの後に、彼からメッセージのようなものを受け取りました。
『もっと、ママが僕の方を向いてくれたら、いいのにな。
もしかしたら、僕もチックになったら、ママが僕を見てくれるのかな?』
という、切ない言葉が聞こえて来ました。
それをお伝えしていいのかどうか、悩みましたが、少ししてお伝えすることにしました。
そのころ、Yさんから、こんな文面のLineをいただいたのです。
黄色の葉っぱのところは、E君のことです。
E君の音声チックは鳴りを潜めて、顔をしかめるチックも、だんだんと気にならないぐらいに収まって来たそうです。
これを拝見して、お伝えしようと思いました。
ひどいチック症が出ていたE君はもっと繊細な息子さんなので、どうしてもそちらに注意が行ってしまうとのこと。
聡明で、息子くんたちを心から愛するお母さんのYさんですから、すぐにK君にもっと時間を割いてみたところ…
やがて、彼のチック症は収まりつつありました。
実は、気功をしていて良くなりつつある場合は、私は、遠隔でも、それが分かるようになりました。
この時ぐらいから、送られてきたE君のチック症の動画を見ても、「もう治るな」と分かったのです。
そしてママのYさんの気持ちもだんだんとおおらかになり、E君が顔をしかめるチック動作をしても、気にしないようになり、同時にK君にも、もっと関心が行き渡るようになったら、本当に2人のチック症が改善していったのです。
光栄なことに、Yさん親子には1度も会ったことがないのですが、来年、マレーシア在の共通のお友だちのところへ来馬した時には、一緒に会いましょうと言ってくださいました。
こんなふうに、悩めるお母さんを精神的に助ける事もできたような、そして双子の男の子たちのチック症も良くなったことを、本当に嬉しく思いました。
これによって、脳内神経物質の問題であるチック症でも、気功が効くと分かったことは私のひとつの財産にもなりました。ありがたいことです。
私を信頼してくれて、紹介してくれた共通の友人のEさんにも感謝です。
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