重症の扁平足で10年以上の足の痛みと腫れが良くなっている例。
週一でクアラルンプールにあるマレーシア政府複合クリニックの代替治療センターで、気功師としてボランティアをしています。いろんな症例をたくさん診ることができます。
だいたい私の患者さんは、脳溢血での四肢麻痺、神経系の麻痺、膝、肩、背中、足腰などの骨筋関係が多いです。
まだ気功師として、このクリニックで働き始めたのは、丸々5ヶ月に過ぎませんが、この記事の患者さんは、最初の頃からのお付き合いです。新米が、彼女のように酷いケースを診るのは稀だとは思いますが… 毎週のように良くなっているのが分かるのが、うれしいです。
最初の画像を撮っておかなかったのが悔やまれますが… この患者さんは、最初はビーサンしか履けないほどの象足で、最初に見た時には、内心、本当に驚きました。あんな足を見たのは生まれて初めてのこと。7月の初めの話です。
私に治せるんだろうか?という、正直な気持ちが湧いて来たほどです。
それが2週目で腫れが引き始め、3週目でテニスシューズを履けるようになったのです!
右足は比較的にやや希望が持てる感じがした初日でしたが、だんだんと【土踏まず】も出来上がってきて、こちらは順調な回復を見ています。
膝や足首の痛みもなくなった今週。ただ両足とも、歩く時に引きつれるような痺れがまだあります。
でも格段に良くなっていて、本人は大喜びです!私も、本当にうれしいです。
一番顕著なのは、左足。
上の画像は8月に撮ったもの。7月当初には、この倍以上に腫れていました!
それがこのようにだんだんと腫れが引いて、8月の時にはクリニックのスタッフも気がつくぐらいに足の腫れが良くなって来ました。
今は、膝や足首の痛みも無くなってきて、残りは左足の腫れ(まだ残っている)と、足の痺れです。彼女の荷重している足は、左足。というわけで、これからは集中的に腰や背中からの矯正が必要かと思います。
わずかながら、左足の扁平足にも、少しずつ、【土踏まず】らしきものが現れてきました。
彼女の症例が、私が最初に携わった扁平足の患者さんでした。かなり重症で、常に痛みがあったので、1度は外科手術を受けましたが痛みが術後1週間もしないうちに戻って来たそうです。その手術から4年目で、この代替治療クリニックへやって来て、今回は手術なし、無痛方法で、これだけ良くなったのです。
この症例をしてから、かなり自分の施術力が目に見えて分かるようになって来ました。今では、このクリニックで筋骨に問題がある患者さんは、私に回ってくるようになりました。施術者は、60数名いるのです(そのうちの30名以上が毎週治療に当たる)。
ただし、患者さん側も、きちんと教えたエクササイズや呼吸法をこなさなければ、目に見えた治療結果は生まれません。それらのエクササイズや呼吸法は、気功に基づいているので、氣を高める働きがあります。気功施術で治療した後は、その効果を引き伸ばすためにも、それらのエクササイズをしなければ、一時しのぎになってしまい、やってもらった後は2,3日良いけれど、それ以降はまた痛い… これの繰り返しで少しずつは良くなりますが、効率が悪いです。でも、私たち施術者はいくらでも教えてあげることは出来ますが、うちで練習するしないは、本人の自由意志。
ここで練習しない方々も存在するのが、不思議なところですが… きっと心理的に何かあるのかもしれません。練習して、早く良くなる努力は患者さんの方の責任です。これが出来ないということは、きっと治りたくないという心理が、心の奥底で働くのでは?、とも思えます。
いずれにせよ、メディカル気功の治療施術の一例を挙げてみました。
0コメント