以心伝心
気はエネルギー。
エネルギーは、量子物理学的には、時間や距離を越えて一つのポイントから、もう一つのポイントへ動きます。
気を動かすのは、意の力。
つまり、自分の意志の力で、エネルギーを動かすことが出来るのです。
遠隔療法も同じことです。
今日は2つの例を上げてみたいと思います。
ひとつは、この間、珍しく私は朝から頭が重くて副鼻腔に圧痛があり、吐き気がありました。これは、典型的な私の偏頭痛のサインです。
朝から、お菓子教室の準備で忙しかったので、パパーミントのエッセンシャルオイルと、両目に手を当てる簡単な気功をして少しは良くなりました。
ところがクラス終了後には、また朝のように痛みが出て来てしまいましたが…
お菓子教室のすぐ後に、午後の2時からは遠隔施術がありました。
冗談のようですが、患者さんは20代から偏頭痛と緊張性頭痛を毎日のように抱える方です。彼女に施術をしても、1~2日後にはまた頭痛や頭重があって、40年間にも渡る長い偏頭痛歴はすぐには治りません。
その彼女に、珍しく偏頭痛を抱えた私が施術するなんて、皮肉のようでした。
でも、彼女の偏頭痛を治さなくてはいけないので、私も必死です。
施術そのものは、20分程度。
一生懸命やっていましたので、自分の頭痛は忘れて没頭していました。
でも、その施術が終了したときには、不思議なことに私の偏頭痛までが治っていました!!!
不思議なことがあるものです。ミイラ取りがミイラになる、は皮肉な現象を表しますが、私みたいなケースは、何というのでしょう?
しかし、実は不思議なことではないのです。
そのことは、最後に説明することにして…
2つ目のケースは、つい最近のことです。
患者さんは、日本にお住まいです。
肝臓に問題があるのですが、仮にTさんとお呼びすることにします。
遠隔でTさんの肝臓を触ってみると、右上のあたりに熱くてドクドクする箇所がありました。
ちょうど右側の肋骨の下のあたりです。
それを取り除き、きれいに流すといったイメージ(意)で、気功施術をしていたのでした。
彼女の肝臓の一部分から、その悪い腫瘍を取り除くという固い意志で施術していたのです。
納得の行くまで、気功術をして、終了してから彼女に、「どうでしたか?」と聞いたら、面白い答えが返って来ました。
『最初は右側の肋骨の下辺りに軽い痛みを感じましたが、今は大丈夫です』
それを読んだときに、本当に感動しました。
私が最初に挑んだことは、彼女の肝臓でした。
他にも施術する箇所があるのですが、始めに肝臓の手当をしていたのです。
私が意図して施術をあたかもTさんがいるかのように行っていたら、Tさんもそれを同時期に感じていたのです。
これが、気功の遠隔施術です。
なぜ、そんなことが起こるのか?
それは、気功師と患者さんの気が同じレベルで、反応していくからです。
気と気のつながり。
つまり気同士でコミュニケーションを取っているのです。
気はエネルギー。
エネルギーは時間と距離を越えて、一瞬にして届きます。
意の力によって、相手に繋がり、気同士のコミュニケーションで相手にエネルギーを送るのです。
患者さんを最終的に治すのは、ご自分の気です。
そこに至るまでに、私が気を流して、ご自身の気が正常に流れるようになるお手伝いと、実際に患部に働きかけをするというわけです。
私が自分の偏頭痛を患者さんに施術しているときに同時に治すことが出来たのは、気同士が繋がっていたので、彼女を治す動作が、私にも呼応していたということです。
そうやって考えると、本当に気功って面白いです。
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