アラフィフからの貯筋は、非常に大切!
40代では、毎年0.5%ずつ減って行く身体の筋肉が、50代に入ったら、毎年1%の割合で筋肉が失われていくということをご存知ですか?
実は人間は筋肉量は25歳をピークにして年々、減って行くのですが、ガク~ンと筋肉が落ち始めるのは、40歳以降です。
女性は50歳からは要注意なんです。寝たきり予備軍が増えるのも女性は50歳から。男性は10年遅く60歳から。ちょっと不公平ですが、これは男女の筋肉量が元々、違うから。ホルモン減少の打撃を受けるのは女性の方が大きいのかも知れません。
高齢になって心配なのは、サルコペニアという症状です。
サルコは、ギリシャ語で筋肉、ペニアは喪失という意味で、筋肉が減少して身体機能が低下してしまう減少です。
物につまずいたり、ちょっとしたことで筋を痛めたり… 75歳からサルコペニアは如実に増えて、80歳では7割がサルコペニアになります。特に女性は筋肉量が男性よりも少ないので、寝たきりになりやすいというわけです。
サルコペニアから、フレイル(虚弱)になり、要介護になるというわけです。
介護が必要な人の45%は、このサルコペニアが原因です。
怖いのは…
高さ40cmの低い椅子などに座って、片足で立てなければ…
ロコモティブ症候群の1の進度具合です。歩行速度が落ちて来たら、本当に要注意です!
うちの母もそうですが、例えば、ペットボトルのふたが開けられないなどの症状もそうです。
女性の中で、「私は握力が弱いので…」なんて言う人は、本当に気をつけないと将来、介護されることになってしまいます!
ただでさえ、日本人はタンパク質摂取量が少ないですので、ますます筋肉も衰えてしまうというわけです。大人の1日の必要タンパク質摂取量は60g、サルコペニアを予防するのには、それ以上摂取する日があっても、良いとのこと。
お肉に魚…、いろいろな種類のタンパク質が必要です。
例えば、食品に含まれるタンパク質の量は、
赤身牛肉100g,鯵100g、木綿豆腐を半丁、納豆1パック、チーズ15g,卵1個でやっと63.5gということです。
ですので、プロティンドリンクなども上手に摂ると良いかもしれません。
もちろん日々の運動も必要になって来ます。歩くだけでも、ストレッチでも良いのです。
せめて週2で、筋肉を意識した運動をしてみればGoodだと思います。
誰でも寝たきりにはなりたくないとは思っているのに、「忙しいから、面倒だから、疲れたから」と、運動(ウォーキングなど)をしないのは、いかがなもんでしょうか?
筋肉は鍛えないと育ちません。ただでさえ、50代では年に1%消滅していくわけですから、食べ物と運動で、維持しないと要介護人生が待っているのです。
楽して、すべて上手くいくと思ったら、それは違うのが筋肉と人間の身体です。年取れば、それだけ衰えて来るのですから、早めに何かしましょう~!
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