どうしようも出来なかったこと。

このことをずっと書こうと思いながら…なかなか書くことが出来なかったのは、書くことによって残された家族に迷惑をおかけすることがあったらと、危惧していたからでした。すでに今年で2年になるので、差し障りのない程度にぼかして書いてみたいと思います。


ウェルネス・メディカル気功では、言葉では説明のつかない現象や、精神状態にある人を診ることをしません。それはまた別の部門のプロがお世話した方が良いからです。


ある時、鬱症状のある女性を助けてくださいと依頼が来て施術をすることになりました。

その女性は、ご主人さまと一緒に施術を受けるためにお越しになったのですが…駐車場から、うちの棟へと歩いてこられたその女性とご主人は、遠目にはとてもお似合いで素敵なカップルにお見受けしました。

近くなって、ご挨拶するために一歩前に出て、女性の顔を見て…


そのときのことは、言葉にすることは到底出来ません。強いて言えば、「見たくないものを見てしまった」という感じでした。急に吐き気とめまいまで感じたのは…

彼女の顔が、かなり左右でズレて見えたのです。片方がグチャグチャ…と言うのが適切かもしれません。ひと目見て、女性の顔を正視することが出来なくなりました。

いや、2回見たと思います。なぜなら、自分の目の錯覚だと思ったからです。ちょっと見るだけなら、普通に見えました。ところが、正面から近くで見ると、本当に恐ろしい面相が浮かぶのです。それ以外は、とても素敵なご夫婦で、我が家で、まずh奥様の方のお話をお伺いすることになりました。

私はでも、女性の前に座ったのですが、怖すぎて面と向かって彼女の顔を見ることが出来ませんでした。優しげなご主人さまのお顔ばかり見て話したことを覚えています。

その後で、彼女に気功施術をすることになり、彼女の両肩に手を置いた瞬間に、どういうわけか、私は大声で、「悲しい!」と叫んでしまいました。全身、鳥肌が立っていました。

その瞬間に分かったことは、私にはこの女性の【鬱状態になっている要素】を治すお手伝いは出来ないということでした。ここで詳しくは書くことは出来ませんが、彼女のウツの背後には、ある親しい家族のひとりが関係していると感じました。でもその家族のひとりは、すでに亡くなっている方でした。私が、そのことを話し始めると、すぐに話しを逸らそうとする女性でした。ミステリーのように、何かこの家族の方との間に、【あること】を感じたのです。


とにかく施術が終わって、おかえりになった後は、私が今度は寝込んでしまいました。こういうことは、1度もあったことがないし、今もありません。かなりの体力を消耗して精根尽き果てたという感じでした。一方、女性は、鬱症状が軽快して元気も出て元のようになったということで、またの施術をお願いします、と連絡が来ました。しかし、私はこのケースは、気功施術の範疇ではないと判断して、次からはお断りすることにしたのです。

もっといろんなやり取りがあったのですが、プライベートに関わるので割愛します。

この女性の抱えているものは、底深く、この世の中のものではないと理解したと、ここでは書いた方がいいかもしれません。

私は、小さな頃は、よくいろいろなものが見える子供でした。怖いもの、見えてはいけないもの、不思議なもの(人)が見えたり、天女のような空中を舞う人を見たり… 話を聞くことが出来たり… 母にそのことを話して、私が到底知り得ないことを知っていることが何度も重なって以来、母親には、「誰にもそういうことは話してはいけないよ」と、きつく言い渡されたこともありました。

ある時に、こういうことは封印した方が良いと思い、決心してからはよほどのことがない限り、見ない、無関心ということを徹底しています。自分の波長を保つために、ひとりでいたり、常に楽しいこと、美しいもの、喜びを尊び、大事にして来ました。


この女性とは1回きりしかお会いしませんでしたが… その3ヶ月後に投身自殺の連絡を受けました。その様子というか、その時の状況もお伺いしました。ありありと彼女の姿が見えて、そこで納得したことは…


初対面で彼女のお顔を拝見したときに、正視出来ないほどの崩れ方は、自殺されたときのお顔でした。その3ヶ月前にお会いして、その様子が見えてしまっていたのです。

私には何もお手伝いが出来なかったケースです。彼女が良いと思っても、私が変調を来してしまったら良くないという理由からでした。

こういうことは患者さんの中でも滅多にあることではありません。ただ、患者さんが例えば重い病気や、ガンを患っていたとすると、病院の検査前でも分かることがあります。波動が違うのです。エネルギー的にかなりの剥離があって、アンバランスなのです。

私は患者さんが何を考えているかとかは皆目分かりませんが… 患者さんと繋がると、病気や障害のあるところは感じるし、たまに見えてしまうこともあるということです。そういうときには自分の中で線引きをして、ひたすらその患者さんの施術に集中することだけを目的とします。

ゴールはひとつ。患者さんが健康を取り戻すことや、症状を軽減するお手伝いをさせていただくこと。理由があって出来ないときには、正直にお話させていただいております。


Rose's Wellness Qigong

メディカル気功でしなやか&ヘルシーに、ハッピーライフを目指して♡

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